野球

【甲子園 大分商・川瀬堅斗】ソフトバンク入りで兄弟プロ実現か。練習熱心で努力家

本日8月10日開幕の2020年甲子園高校野球交流試合は特殊な開催として非常に注目度が高いです。

本来、3月下旬に開幕する春のセンバツ甲子園でしたが、今年は残念ながら中止。
交流試合という形で、センバツ出場校が夏の甲子園球場で1試合で開催ということになりました。

その中でも注目度が高い大分商の川瀬堅斗投手の素顔を調べてみると驚きの結果が・・・

川瀬堅斗 プロフィール

名前  :川瀬 堅斗(かわせ けんと)

生年月日:2002(平14)年6月18日

出身地 :大分県大分市

身長体重:183cm 82kg 右投げ右打ち

球歴  :賀来ヤンキース
     湯布院ボーイズ
     大分商(1年夏からベンチ入り)
     最速148キロ他、カーブ・スライダー・カットボール・チェンジアップも武器のプロ注目右腕

兄弟  :晃(あきら:4歳上、現ソフトバンク内野手)

小学校からの球歴

小学校入学前から軟式野球でプレー。
キャッチャーで小学5年で全国大会に出場します。6年からはピッチャーに転向。

中学時代は、湯布院ボーイズで硬式野球でプレー。最速135キロを計測。
しかし中3の10月に自転車で後輩の応援にいく途中に交通事故に遭います。
頭蓋骨骨折や頭部出血の重症、緊急手術と1週間の集中治療室で懸命の治療。
この時にドクターからお父さんに「野球やスポーツはできないかもしれない。それどころか、普通の生活もできるか・・・」と告げるほど。
だが45日間の入院生活を経て、奇跡の復活。

たくさんの強豪校からの誘いがあったものの大分商の渡辺監督から「大商で甲子園に行こう」の熱い言葉を胸に兄と同じ大分商に進学。

1年夏の大分県大会3回戦では登板。スーパー1年生の片鱗を見せ最速141キロを計測。
1年秋からは大分商のエースとして過ごしていくが、11月に腰の疲労骨折で手術。7ヶ月間リハビリへ。
日本一の投手が目標で、努力と苦労をしないといけないと意識しており、リハビリ中は主に体幹トレーニングと出来ることをしっかりやり切るという強いメンタルで過酷なリハビリにも耐え抜きました。
その間、監督さんからも人間教育を叩き込まれていたのでしょう。

復帰後も引き続きチームのエースとして、最速147キロを計測。
2年夏は大分県大会決勝で敗れ、悲願の甲子園出場を逃してしまいます。

新チームでは主将を任され、県大会準優勝。
九州大会では決勝まで進出。明豊に敗れるが春のセンバツも確実に。
一気にドラフト1位候補にもあがります。

オフの期間には、高校の先輩でもある広島ドラ1森下投手から直伝のカーブ、カットボールで投球術を磨きました。

 

甲子園での成績

花咲徳栄高校(埼玉)との対戦。
花咲徳栄主将の4番井上は高校通算50本塁打のプロ注目選手で試合前からは屈指の好カードとして注目。

初回にエラーと四球で1死満塁から押し出しデッドボールで1点献上。
その後もタイムリーヒットを打たれ、いきなりの3失点。
2回以降は立ち直り、8回完投で3失点。試合は3-1で敗戦。

「無観客とはいえ、どこの球場でするより甲子園はすごいと思った」
「立ち上がりは甲子園の雰囲気もあり、思うようにいかなかった。もう少し余裕を持っていけばよかった。相手は余裕があった」
と初の聖地甲子園を振り返った。

今後は・・・ドラフト指名は?

秋の神宮大会が開催されるかどうか、現時点では微妙ですが、間違いなくドラフト候補。
今日の甲子園の登板で、解説の方が左肩が開くのは気になりますが・・・とフォームについて言及するものの間違いなく高校生投手ではトップランク。

巨人・横浜・中日・ソフトバンク・ロッテなどのスカウト陣が継続して調査をしている情報もあります。
間違いなくドラフト指名は濃厚でしょう。

個人的には、地元九州の福岡ソフトバンクホークスに指名されて、兄弟揃ってのホークスでプレーというのを夢見ています。

(福岡ソフトバンクホークス球団は、地元の選手獲得に力を入れている傾向が強いです)

中3の時の頭蓋骨骨折、高1冬のリハビリと奇跡の復活を遂げた川瀬くんが今後、プロに進んでも野球ファンとして応援していきます。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。